アメリカの経済誌フォーブスアジアが、この度、長者番付を発表したそうです。
首位はショッピングモールで有名なSMグループを率いるヘンリー・シー氏(90才)。その資産額は144億米ドルとのこと。144億円じゃないですからね!ということで日本円にすると、この記事を書いている段階のレートで約1兆7,293億円となります。
なんでも8年連続の首位だそうです。それにしても驚くべき数字です(汗)
フォーブスの世界長者番付のほうでも昨年の97位から73位にステップアップしているようです。
SMはもともとは靴屋さんだった?
で、その稼ぎ頭であるSMの正式名称、もしくは創業当初の名前なんですが「Shoe Mart」といいます。今でこそフィリピン各地に巨大なショッピングモールを構えるSMですが、そもそもは1軒の靴屋さんだったらしいのです。
それが次第に大きくなり、正式名称なのか俗称なのかは定かではありませんが、現在では「SM」という名になったというわけです。
こういうサクセス・ストーリーっていいですよね。
そういえば、ユニクロの柳井社長もご実家は山口で町場の洋服店をやられていたんですよね。もしかしたらSMのヘンリー・シーさんとユニクロの柳井社長は、相通ずるところがあるのかもしれません。
数年前からフィリピンに進出しているユニクロもSMに入っていますね。でもマラテのロビンソンにも入っているので特段ヘンリー・シーさんのSMと親しいというわけではないのでしょうか。
ちなみにフィリピンを支配しているのは間違いなく財閥です。ヘンリー・シー氏のことも含めて以前にフィリピン財閥についての記事を書きましたので参考にしていただければと思います。
→ フィリピン経済を支配する財閥
セブ・パシフィック航空やニューポートシティ運営の主も・・
フォーブス・アジアの「フィリピンの富豪50人」には当然他にも上記の記事でご紹介した財閥の主が入ってます。
2位には、同じく小売で有名なロビンソン(Robinson)グループやセブパシフィック航空を率いるジョン・ゴコンウェイ氏、3位には、イーストウッドやマニラ空港第3ターミナルのすぐとなりにあるニューポートシティで有名なアライアンス・グローバルグループ率いるアンドリュー・タン氏。
などなどフィリピン財閥の富豪の面々が名を連ねているというわけです。
ただ、やっぱり目立つのはほとんどが中華系ということですよね。なぜ日本系は少ないんでしょうか?というか日本系の富豪というのはいるんでしょうか?何かもし知っていましたらコメントください!