フィリピンの人口がいよいよ1億人を超えたようです!
これはフィリピン人口委員会の発表なんですが、
1年くらいまえからいろいろなところで、
フィリピン人口は1億人を超えたと叫ばれてたんです。
とはいえ、今回政府から正式にフィリピン人口1億人超えが
発表されましたので、これからは私も
「フィリピンの人口は1億人越えましたよ」
と、方々で言ってまわろうと思います(笑)
1億人超えでフィリピンはどう変わる?
さてフィリピン人口の1億人超えは世界で12番目と
なったわけですが、
現在フィリピンは安定した経済成長もしてますし、
労働人口が増える人口増ですので、一見順風満帆に思えます。
なんと人口の54%が25歳以下とのことですので。
しかし人口が増えれば同時に仕事量も必要になりますよね。
つまりうまく産業が育てば労働力が確保されて、
フィリピンはより成長するでしょうし、
逆に産業が育たなければ働き口がなくて、
結果として、より貧困が深まる可能性があるということです。
産業を育てるための解決策は?
だとしたら、産業を育てればいいわけですが、
そのための一番の近道はなんでしょうか?
私はやっぱり外国と絡むことだと思います。
ここであえて「絡む」という表現を使ったのは
外資を参入させるという一方的な手段に限らないと
思ったからです。
一方では、外資に積極的にフィリピンに進出してもらい
雇用を増やしてもらうのがいいでしょう。
そのために必要なことは、この記事では詳しく書きませんが
ヒトコトで言えば、外資が入ってくる基盤の整備ですね。
もう一方で、フィリピン人が海外に積極的に出て行って、
滞在先の技術を身につけるということがあります。
現在でもフィリピン人の海外労働者(OFW)による
海外からの送金額はフィリピンGDPの約10%を占めますので
フィリピンの一つの産業と化しています。
しかし、現在OFWとして働いているほとんどの人は、
単に生活費を稼ぎたいという気持ちだけでしょう。
でも本当に必要なことは、海外の技術や手法を盗み、
それを自国であるフィリピンで実現するスキルを
身に付けることだと思うんですよね。
それが未来のフィリピン産業につながると思うのです。
そう言っても、そのような意識を持てないのが現状です。
最後はモチベーション理論
海外の資本や技術に依存するだけではフィリピンの発展は
ないと思います。
人口が増えている以上、国の原動力が向上しているのは
間違いないわけですが、それを活かすも殺すも
結局はフィリピン人自身。
そして最後はフィリピン人のモチベーションによると
思うのです。
人は「やらされている」と感じた時には
単なる作業になってしまいますよね。
そうならないためには、フィリピン人がフィリピン人を
正当な対価を支払って雇用するような時代が来ないと
ダメなんだろうなと。。。
ある意味、数年前私を救ってくれたフィリピンですから、
ぜひ力になりたいなと思います。
海外での修行という意味では、日本の外国人実習生という
制度をもっと有意義に使ってもらいたいものですね。
フィリピン人にとっても戦略的に。
そして日本企業の方は将来的にフィリピンに
拠点を持つための足がかりに。