タイの戒厳令発令に見るフィリピン進出の優位性

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thai

※時事ドットコムより

 

日本では昨今憲法改正議論が叫ばれて久しいですが、

その憲法がいきなり停止になるとしたら

あなたはどうしますか?

 

どうしますかってそんなこと想像すらできませんよね。

 

でも、現実に憲法が停止されてしまう国があるんですよ、

しかも比較的身近な東南アジアで・・・

 

はい、タイの話ですね。

 

しかも、さらに現代の日本人には想像しにくいことに

タイの憲法を誰が停止したかというと、なんです。

 

多くの日本企業が進出している、まさかあのタイがと

思う人も大いに違いありません。

 

とはいえ、このようなクーデターは今回が

初めてではないんですね。

 

簡単にクーデターの歴史について振り返ってみます。



※FNNnewsCNより

 

タイにおける過去のクーデター

第二次世界大戦後に国軍が発端となったクーデター

16回にも及びます。

 

政権交代も2001年にタクシン政権ができるまで

28回も交代しています(汗)

 

タクシン政権樹立後しばらくは安定していたのですが、

2006年にタクシン一族による不正株式取引が発覚してからは

タクシン政権は一気に不安定となり失脚の運びとなりました。

 

2006年9月に勃発したクーデターは

死者100名も出す悲惨な出来事になったんです。

 

このあたりの内容については、過去に書いた記事を

参考にしてください。

→ 『タイは国王を中心とする立憲君主制の国家

 

クーデターの内容を要約すると、

タクシン元首相の妹であるインラック氏率いるタクシン派

反タクシン派の争いとなります。

 

ニュース等でも報道されていますが、

それぞれのシャツが来ている色にちなんで

 

 【赤シャツ VS 黄シャツの対立】

 

などと言われていますね。

 

すなわち、タクシン派→赤シャツ反タクシン派→黄シャツです。

 

タクシン派は比較的農村部の支持者が多く、

反タクシン派には都市部に支持層が広がっています。

 

で、問題なのは本来政治には中立であるべき、

軍や司法が、タクシン派と対立関係にあることです。

 

それもそのはずタイの軍隊というのは国軍というよりは

プミポン国王の軍だというんです。

 

現在のタイは立憲君主制ですが、一見独裁制と

見まごってしまいそうです。

 

そんな混乱を迎えているタイは、治安面からも

危険だ危険だと言われているフィリピンよりも

本当に安全なんでしょうか?

 

フィリピンは危険というステレオタイプな見解

今まで数多くの外資が進出しているだけあって、

クーデターも過去の例では長くは続かないかもしれません。

※一年くらいは混乱する可能性はありますが。

 

とはいえタイがフィリピンよりも安全かといえば

そうは言えないと思います。

 

もちろんフィリピンのほうが安全だという

つもりはありませんが、フィリピンも現在の

ベニグノ・アキノ大統領が政権を握ってからは

国内インフラや外資からの投資受け入れに

力を入れている姿勢は見受けられます。

 

それでは現在のフィリピンの政治的危険性というか、

クーデターのおこる心配はどのくらいあるのでしょうか?

 

フィリピンで起こった一番最近のクーデター

まずクーデターという言葉の意味ですが、

クーデター一般的には支持層支配層が起こすもので

相手は政府ですよね。

 

そういう意味でいうと、フィリピンには案外?

民主主義的な考え方が浸透していて、

基本的には現在はほとんど暴力的な行為はありません。

 

一番目立ったもので、現大統領の母である、

コラソン・アキノ元大統領が出馬を表明した年(1986年)に

発生した「エドサ革命(Edsa Revolution)」があります。

 

市民が積極的に関わった革命であることから、

ピープルパワー革命」などとも呼ばれます。

 

事の発端はコラソン・アキノ元大統領の夫である

ベニグノ・アキノ氏の暗殺に始まったと言われています。

 

内容については他の機会に譲るとして、

フィリピンにおいて軍隊まで巻き込んでのクーデターというのは

私の知る限りこの30年近く前の「エドサ革命」が最後です。

 

ミンダナオ島の「「モロ・イスラム解放戦線」(MILF)」との

問題はまだ完全には解決していないし、

 

ある意味キリスト教とイスラム教の摩擦というのは

一度沈静化しても、悲しいかないつまた勃発しないとも

限りません。

 

とはいえ、最近の動向を見ると今年2014年1月26日には

フィリピン政府とモロ・イスラム解放戦線との間で、

武器解除の合意もされています。

 

またそもそもモロ・イスラム解放戦線の問題

クーデターというよりはテロの問題です。

 

そういう意味では、必ずしもフィリピンだけが

危険ということにはなりませんよね。

 

以上のことを検討した時に、フィリピンという国

こと他のASEAN諸国の中で危険なのかと言ったら、

そんなことはないと思うし、

 

むしろ政治的混乱という意味だけで見れば、

ASEANの中では無難にまとまっている方なのでは

ないかと思うわけです。

 

なので・・・

 

フィリピン進出は、政治的安定性だけ見れば、

現在のタイよりかは優位性があるのかなというのが

私の印象です。

 

ただし、タイに戒厳令が出て夜間が外出禁止に

なっているからといって、すぐに一般市民に

身の危険性が迫っているわけではないと思います。

 

そのあたりは信用できる現地在住の方と

コネクションを持つのが一番ですね!

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