今回もコピーライティングの話をして
いきます。
前回の記事はこちら
今回はコピーライティングにおいて
まずはじめに重要な
「ターゲット設定の3つの要素」のうち
1.何を欲している人に向けて書くのか?
2.誰に向けて書くのか?
3.どんな状態の人に向けて書くのか?(←ココ)
3つ目の
「どんな状態の人に向けて書くのか?」
についてお伝えします。
つまり消費者(見込み客)の問題意識
レベルのことをいい、専門用語で
【OATHの法則】
と呼んでいます。
OATHの法則の4段階
OATHの法則は、全部で4段階あります。
(1)【O】Oblivious(無知)
(2)【A】Apathetic(無関心)
(3)【T】Thinking(考えている)
(4)【H】Hurting(困っている)
少し長くなりそうですが、
順に解説してまいりますね。
【O】Oblivious(無知)
問題があるのにもかかわらず、
それを問題と感じていない人たちです。
正直なところ、この属性の人達に
何かを販売したりメッセージを
伝えたりすることは難しいです。
なので、この属性の人達は意識しなくて
いいかと思います。
【A】Apathetic(無関心)
この意識の人たちは、例えば、
「自分は英語が話せない」という事実は
把握しているものの、
「何か不都合でもある?」
といった人たちです(笑)
英語が話せないことに関して
問題意識は持っていないので、
この人達に英語教材を
販売するのは難しいですよね。
なので、この属性にも積極的には
メッセージを送ることはしません。
つまり、まず英語学習の必要性から
伝えなくては行けないので、
かなり販売までの道のりが遠いから
なんです。
とはいえ、個人的には現在はこの
【A】Apathetic(無関心)の属性の
人たちも見込み客として視野に入れても
いいのかなと思います。
理由は現在
「インバウンドマーケティング」
という手法が、すぐには見込み客に
ならない人に向けて情報を発信する
ことを可能にしているからです。
また機会がありましたら、
改めてお伝えしてまいります。
【T】Thinking(考えている)
コピーライティングが一番効くと
言われているのが、この属性です。
例えば、先ほどの英語教材の例で言えば、
この属性の人達は、すでに英語学習の
必要性を感じていて、なおかつ、
よりよい英語教材を探している段階です。
そのような問題意識レベルの状態です
から、徐々に、販売しようとしている
英語教材の良い点や、
または先にお試し版などを渡すことに
より、お互いの信頼関係を築き上げつつ
納得して教材をご購入いただくという
段階に導いていけるというわけです。
そのご購入いただく段階にまで
持っていく手段が
「コピーライティング」
なんですね!
【H】Hurting(困っている)
この属性の人は、困っているのですから
商品の説明など聴かなくとも、
お金と引き換えにすぐに商品を
買ってくれる人たちです。
よく例に出されるのは
「砂漠で水を得る場合」です。
ある人が砂漠のオアシスで
水を買いたいとします。
そこで店員が、
「この水のミネラル成分は・・・」
なんていう説明を始めたら、
購入したい人は
「いいからさっさとくれ!」
となるでしょう(笑)
なのでこの属性の人たちには
そもそも商品の解説、つまり
コピーライティングは必要がないの
ですね。
上記の例のように、もしあなたが
飲食店などで特にメニューの説明の
必要のない商売をするのならば、
ぜひお客様が飢えないうちに、
すみやかに食べ物や飲み物を提供
してあげてくださいね!
以上、前回と今回の2回に分けて
コピーライティングを学ぶ上で
まずはじめに重要な
「ターゲット設定の3つの要素」
についてお伝えしました。
コピーライティングのスキルは
セールスのみならず、人に何かを
伝えるときには非常に有用なスキルです。
参考にしていただければ幸いです!