独裁政権崩壊後のインドネシアの経済発展

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バリ(2007) 070

 

ASEAN主要6か国のインドネシアについて

概略を調べています。

 

前回までの記事はこちら

→ 『インドネシアとはどんな国かを調べてみた

→ 『インドネシアは民主主義国家だった

 

今回は<インドネシアの経済>について

お伝えしてまいります。

 

ユドヨノ政権以降の経済発展の概況


1998年スハルト政権崩壊後

アジア通貨危機などにより、

しばらく停滞を続けたインドネシア経済

でしたが、2004年転換期を迎えました。

 

国家運営の法整備も整い

国民選挙によるユドヨノ大統領

生まれたのが2004年だったのです。

 

経済が上向いた理由は大きく分けて2つ、

順に解説していきます。

 

投資環境の改善

ユドヨノ政権が生まれて、政治の安定化

インフラ整備が進んだことにより、

投資環境が改善された結果、

 

外資の直接投資の増加等により

インドネシアの経済が上向いたのです。

 

資源需要の拡大

中国やアジア通貨危機から持ち直した

東南アジア各国の経済成長が高まった

ことにより、

 

資源の需要が拡大し、

資源大国であるインドネシアの

資源輸出が拡大したのです。

 

インドネシア経済の強み


インドネシア経済の強みについても

大きく分けて2つあります。

 

天然資源の埋蔵量

インドネシアの強みは、なにはともあれ

天然資源が豊富なことです。

 

例えば、2012年現在の天然ガスの生産量

国内消費量の約5倍あり、採取可能年数は

なんと約41年です!

 

また石炭に関しても、生産量が国内消費量の

約2倍、採取可能年数は約14年との

調査が報告されています。(BP社調べ)

 

日本からしたら、天然資源を抱えている

インドネシアに関しては

本当に羨ましい限りですよね。

 

豊富な生産年齢人口

2つ目の理由は、生産年齢人口が

豊富であり、なおかつ今後2030年まで

拡大が続くことです。(国連資料)

 

労働人口が増え続けることによって

労働力の確保は当然として、

巨大な消費市場にもなっていくわけです。

 

このあたりは同じASEAN主要6カ国の

ベトナムに比べると有利な点ですね。

 

フィリピンと同じような傾向だと

いうことができるでしょう。

 

インドネシア経済の弱み


インドネシア経済の弱みもまた

2つの要素からなります。

 

財政の非効率な歳出構造

インドネシア経済の最大の弱みは

歳出構造がいびつな点です。

 

簡単にいえば、お金の使いドコロが

我々日本人の考え方とは違うという意味です。

 

具体的には2012年における政府支出の

3割が補助金なのです!

 

そして補助金の約9割がガソリンなどの

燃料系でしたから、燃料需要が高まり、

余計に財政が圧迫され、

 

インフラ整備等が遅れてインドネシアの

競争力が低下してくるという構図です。

 

保護主義政策への転換?

2つ目の理由は、最近の傾向として

保護主義化しているということです。

 

資源の輸出や鉱業部門の外資系企業に

対する出資規制が厳しくなりました。

 

資源以外の分野でも、果物や野菜を

輸入する港が制限されるなどの例も

あります。

 

これに関しては2012年に輸入ライセンスに

関する規定が変更になっています。

 

以上のように、直近のインドネシアは

保護主義的な面が多々見られ、

日本を始めとする外資の投資意欲を

削いでいる部分が見られます。

 

今後の動向には少し注意が必要かも

しれませんね。

 

次回はインドネシア特集の最終回

<インドネシアの今後の展望>について

お伝えいたします!

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