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【おばあちゃんを囲むフィリピンの家族】

 

昨日『天才たけしのTVタックル』という

番組で生活保護について特集してました。

 

生活保護制度や家族について考えさせられて

いたところに、こんな記事を見つけました。

この志賀さんという方は、

フィリピン在住17年、フィリピンでの

実務にもお詳しい方でフィリピン移住に

関する本も出されています。

 

その本はこちらです。

 

このブログでも非常に参考にさせて

いただいている読み応えのある本です。

 

話を戻しますが、はじめにご紹介した

記事のタイトル

 

『年金や健康保険でメタボになった日本と、

老人ホームや介護施設がいらないフィリピン』

 

ややキャッチーなタイトルとは思いますが(笑)

妙に共感してしまいました。

 

上記二つの媒体を通して私が思った

ところは二つ。

 

(1)生活保護の不正受給について

(2)家族というものについて

 

以上、二つのことをテーマに

少しだけお話したいと思います。

 

生活保護の不正受給について

生活保護の不正受給については

数年前から指摘されていました。

 

生活保護については、こんな記事をどうぞ

→ 『生活保護の受給条件と、もらえる金額は?

 

具体的な手口は上記のブログに譲るとして

この手の不正があるたびに

 

「日本は優しい国だな~」

 

って思います。

 

それはTVタックル内でコメントしていた

NPO法人の方の言葉からも顕著でしたね。

 

「日本は優しい」との言葉の裏には

多少の皮肉が含まれているのも事実です。

 

ただ、本心でもあり、そこが日本の良さだと

心から思う気持ちも同居しています。

 

とはいえ、志賀さんのおっしゃる

「メタボ」になっているという指摘も

ごもっともだな、と思います。

 

家族というものについて

TVタックルの番組内で改めてびっくり

したのが扶養義務についてです。

 

なんと我々には3親等の親戚まで

扶養義務があるのです。

 

第3親等というと、

親兄弟は当然のごとく叔父叔母まで

扶養の義務を負うということです。

 

実は、以前、参考にしている

ビジネスメルマガで扶養義務のことは

触れられていました。

 

その時は、あまり何のことか興味が

なかったのですが、マスメディアで

聞くと改めて考えさせられますね。

 

とはいえ、やっぱり親戚同士は

助け合うのが基本だと思います。

 

しかし、それは法律で規定しても

なかなかコンセンサスを得るのが

難しいのではないかと思いましたね。

 

道徳とか宗教の問題ですからね。

 

一方で、フィリピンでは親戚同士の

扶助というのはごく自然です。

 

フィリピンは日本の国民皆保険のような

素晴らしいシステムが確立されていないため

いざ病気になると医療費が高いです。

 

そんな時にフィリピンの人は

親戚中から借金をします。

 

私は金銭面で親戚に頼ることは

いままでしたことがないのでわかりませんが、

 

親戚同士でも金銭のやり取りというのは

あまり日本では好まれることでは

ありませんよね。

 

そして、いざ借りられたとしても

貸してくれたほうが借りに来たほうを

どう見るかです。

 

この辺の考え方は日本は完全に

核家族化したのかなという印象を

深く感じることができます。

 

ちなみにTVタックルで、

ある作家のコメンテーターが

 

「私が息子に頼ることになったら、

 この世から消えていなくなる」

 

というような趣旨のことを言ってました。

 

恐らくそれは彼女の本心なのでしょう。

 

しかし、人は絶対にひとりでは

生きられないと私は思うのです。

 

だとしたら、上手な甘え方

考えていく必要があるのかなと思います。

 

私自身、あまり甘え上手じゃないもので

反省ですね。

 

フィリピンに進出することの意義

私はフィリピンで起業をしたり、

ある種の勉強をしたりするからといって、

日本との関係は未来永劫続けていきたいです。

 

実際に、日本の存在なしでビジネスが

立ち行くとは今のところ考えていませんし、

そもそも私はフィリピンと同じくらい、

日本が大好きです。

 

もし日本人で寂しい思いをしている人が

いるのなら、どうにかして気持ちが明るい

フィリピン人と、日本人が触れ合う

機会を作れたらと思ってやみません。

 

まずは私が親孝行しないとダメですね!