台風30号:現地名~ハイエン(haiyan)が
フィリピン中部に甚大な被害を及ぼしています。
なんと死者が10,000人を超えたとの報告もあるようです。
単純な比較はできませんが、
あれだけの被害をもたらした東日本大震災でも
死者16,000人弱、行方不明者3,000人強ですので、
今回の台風30号が、一つの台風にしては
いかに大きな災害をもたらしたかがわかるでしょう。
私の知り合いが住むブラカン州のマロロスは
ルソン島ですので、彼らは大丈夫だったのですが、
とっても他人事には思えません。
ここまでの規模の台風はフィリピンでもまれですが、
日本の天気予報でもよく
「台風○○号がフィリピン近海で発生しました」
とあるように、フィリピンは台風銀座、
というか台風発生地ですよね。
事実、私のマロロスの知り合いの家でも、
少ないときでも年に1~2回は床上浸水が起こります。
フィリピン家庭の床上浸水の様子
実は、この台風のお話ですが、
私がフィリピンに興味を持ったきっかけと
無関係ではありません。
無関係どころか、大いに関連があります。
それというのも、私が
「フィリピンで何かをやりたい」
「フィリピンで起業をしたい」
「フィリピンのためになりたい」
と、これらの感情を抱いたきっかけの一つが、
僭越ながら、
「フィリピンのインフラを整備したい」
という気持ちがあったからなんです。
マロロスに住む知人とお付き合いをしていると
先ほどお話したように、年に1度は
「洪水がひどい。家の中に水が入ってきた~」
という話になります。
日本だと、最近はかなりの大雨でも
「床上浸水」っていうのはあまり聞きませんから、
最初は、正直なところ半信半疑だったのですね。
ところが今の時代は便利ですね、
現地のどなたかがYoutubeに
様子をアップロードしてくれてますし、
フィリピンのテレビ局も動画のニュースを
随時、世界に向けて配信してくれています。
なので、十分に現地の様子がわかるわけですよ。
それをみると本当に見渡す限りの洪水です。
日本で言うところの、河川堤防の決壊レベルですね、
住宅地が水に飲みこまれてる感じですから。
ただし現地の人たちは慣れてますね。
頭の中では「こういう時には、こうする」
と、準備ができているようです。
もちろん今回レベルの被災では、
どうにもこうにも太刀打ちできないでしょうが・・・
フィリピン中部のレイテ島、サマール島には
できれば日本からもレスキュー部隊が
出動してくれればいいなと思います。
そして、きっかけの話に戻りますが、
いくら多少の台風では現地の人たちが
洪水には慣れているとはいえ、
もちろん、もとより洪水がないに越したことはありません。
私の最終的な目標は、フィリピンのインフラを
現地の人と一緒になって整備することです。
基盤ができるまでは私が最初に従事した
土木の仕事からは離れなければいけませんが、
必ず近い未来にその夢を叶えたいと思います。
最後になりますが、台風30号:ハイエン(haiyan)で
被災された方へ、心よりお見舞い申し上げます。