ドイモイ政策からのベトナム経済

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ASEANの有望国、ベトナムについて

いろいろと調べています!
前回までの記事はこちらです。

 

→ 『ベトナムとはどんな国かを調べてみた

→ 『ASEANの成長株、ベトナムの政治体制

 

今回は<ベトナムの経済>について

見ていきたいと思います。

 

ドイモイ(刷新)政策から始まった市場経済

1986年に導入された、

ドイモイ(刷新)政策から

ベトナムの経済は大きく

変わることになりました。

 

かつての経済体制は社会主義でしたが、

同じ社会主義国の中国が、1978年より

改革開放施策を掲げて市場経済を導入し、

ある程度の成功を収める中、

 

当時の最大友好国であったソ連

弱体化がはっきりとしてきたことが

ドイモイ政策導入の糸口に

なったようです。

 

1987年には外国投資法を制定したことを

皮切りに、直接投資の受け入れ態勢が

整備されていきました。

 

1989年には各国から批判の強かった

カンボジア侵攻からも撤退し、

 

ASEAN自由貿易地域や世界貿易機構(WHO)

への参加を通して自由貿易国へと

歩みつつあります。

 

ベトナム経済の強み
ベトナム経済の強みは大きく分けて3つ。

順を追って解説いたします。

 

賃金水準の低さ

一番の強みはなんといっても

賃金水準の低さです。

 

日本貿易振興機構(JETRO)の調査によると、

ベトナムにおける製造業ワーカーの

月額賃金は最低107ドル(ダナン)~

最高148ドル(ホーチミン)だそうです。

 

これはASEAN主要6カ国の中でも

最も低くなっています

 

もちろん、単に低いだけでなく、

インフラもある程度整ってきているので、

日本企業も進出しやすくなってますよね。

 

政治的安定性

社会主義的な国にしては、

私が訪問した感じですと、

それほど縛りも強くないです。

 

また紛争や凶悪犯罪も滅多にない

とのことで、非常に国全体が安定

しているようです。

 

同じASEAN主要6カ国のタイなどは

定期的に内部紛争を行ってますから、

それを考えると、ベトナムの方が

安定しているのかもしれません。

 

地理的優位性

最後が地理的優位性です。

 

地理的にベトナムは日本企業が

進出に積極的な中国南部と

タイの真ん中にはさまれています。

 

また、海岸線も長いため、

海運に関しても優位と言えるでしょう。

 

ベトナム経済の弱み

次にベトナム経済の弱みを解説します。

こちらも大きく分けて3つです。

 

国営企業の非効率性

いくら開放経済的になったからといって

そこはやはり社会主義国

 

国そのものが非効率的にできていて

国営企業というものは人的、経済的

資源をうまく使いきれてないようです。

 

2000年代後半には多角化に失敗した

国営企業がバブル崩壊を誘発し、

金融機関は不良債権問題を抱えました。

 

途上国ではどこの国でもそうですが、

パートナー等を選ぶときには

慎重になりたいところです。

 

また依然として、政治等の腐敗、汚職、

賄賂問題を抱えているのも

新興国ならではの弱みです。

 

マクロ経済の脆弱性

市場経済を導入した歴史にも起因する

のかもしれませんが、マクロ経済の

操縦には苦戦しているようです。

 

財政赤字を増やしすぎたり、

2008年には消費者物価指数の上昇率

30%近くなるのを記録しました。

 

そういえば、2011年にベトナムを訪問

した時も、インフレが話題になっていた

ような気がします。

 

為替の問題も、制度上は柔軟に対応できる

事になっているのですが、現実的には

米ドルと連動しています。

 

そのため介入が発生し、外貨準備高が

激減することがあるようです。

 

人材の不足

これは今すぐに問題になるわけでは

ないですが、景気が過熱していたころは

賃金上昇が起こったのと、

 

今後生産人口が急速に低下してくると

いうことです。

 

この辺はフィリピンがかなり有利ですね。

 

以上、ベトナムの経済について

お伝えして参りました。

 

【参考図書】

ベトナムについては
>>ベトナムのことがマンガで3時間でわかる本 (アスカビジネス)<<

ASEAN全体については
>>図解 ASEANを読み解く<<

 

次回はベトナム特集の最終回

<ベトナムの今後の展望>について

お伝えいたします!

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