セブで新しいコンテナ港ができるようです。

 

私が参考にした記事には「セブ島北部で・・・」書いてありましたが、

それほど北でもなさそうです。

 

おそらく「現セブ港北部」か

「セブシティ北部」のことでしょう。

 

それはともかく、日本円で約213億円強

ということなので現地の感覚だと

相当な金額ですね。

 

日本の2013年の国家予算は

一般会計だけでも103兆円らしいです。

(2012年の補正予算を含む)

 

対して、フィリピンのほうは

一般会計とか特別会計とかは

区分があるかも不明なんですが、

 

一応国家予算として発表されているものが

日本円に換算して約5兆円

 

ざっくり20分の1じゃないですか!

 

だとしたら、日本の感覚では

213×20倍=4,260億円規模のプロジェクト

ってことですか?

 

比較になるかはわかりませんが

東京湾アクアラインの総工費が約1.4兆円

だそうです。

 

いずれにしてもフィリピンにとっては

結構な金額だと思いますが、

いったいどうやって費用を

ねん出するんでしょうか?

 

官民パートナーシップ(PPP)による施工

方針としては、

官民パートナーシップ(PPP)により

事業を進める予定のようですね。

 

官民パートナーシップ(PPP)とは、

簡単に言えば、官と民における適切な

リスクとリターンの配分を前提とした

公共サービスの手法です。

 

つまり、官の側からすれば、完全なる

公共投資よりも少ない負担で、良質な

公共サービスを提供できますし、

 

にしてみれば、公共サービスへの

参入障壁が低くなり、事業開拓への

道が拓けるわけです。

 

期待利益などの試算方法はかなり複雑な

ようですが、

うまく回れば良いサービスが効率よく

提供されそうですよね。

 

セブ州港湾総合開発計画調査は10年以上前から

ニュースサイトの記事にもあったとおり

基本調査自体は、もう10年以上前

2000年から行われていたようです。

 

そしてどうやら最終案が平成23年、

つまり2011年にまとめられたようですね。

(参考)→ セブ州港湾総合開発計画調査

 

それにしても、こんなPDFファイルを

見ていると“ワクワク”しちゃいます。

 

とはいえ気になるのが計画から決定までの

時間です。

 

2000年に最初の基礎調査で

ほぼ計画決定までに13年

 

で(参考)の「計画調査」によると

開港が2018年目標らしいので

実に調査開始から竣工まで18年

要しているじゃ、あ~りませんか!

 

だとしたら、いとしのマロロスが

当面の終着駅となっている

「クラーク高速鉄道(通勤区間)」

開通はいつになるのやら・・・

 

最初の調査が2012年ごろなので

18年足したら2030年???

 

私、限りなく還暦に近い58才

なってしまいます!!!

 

遅くても調査から10年後の2022年ごろには

出来てほしいですね。

 

それなら、まだ50才なので

ギリギリセーフでしょうか(笑)

 

そう考えると中国の公共事業って

無茶苦茶早いですね。

 

フィリピンも、これからこういう

ビッグプロジェクトが目白押し

なんでしょうな。

 

実に楽しみです!