さあ引き続き「フィリピン経済の大枠」について
お話してまいります。
(1)フィリピン経済の国際競争力
(2)フィリピン経済を支配する財閥
(3)フィリピンの経済格差
(4)フィリピンの証券市場(←今回はココ)
(5)フィリピンとASEAN経済共同体(AEC)
今回は【フィリピンの証券市場】について
お伝えします。
フィリピン証券取引所(PSE)の歴史
私は実は10年以上前に株式投資を
行なっていました。
買った時もあれば、損失を被ったことも
ありますが、トータルしたら
かなりプラスになったと思います(笑)
そんな中でも、当時投資していた国が、
中国、タイ、マカオ、ベトナム、ロシア
でしたね。
アメリカはもちろん、韓国や台湾の
選択肢もありましたが、それほど
大きな期待感がなかったので
購入しなかったのを覚えています。
その中でも、選択肢の中にさえ入って
いなかったのがフィリピン株でした。
いま考えると人生何がきっかけかなんて
本当にわからないですよね。
いまは、毎日記事を書くほど、
フィリピンフリークになっているの
ですから(笑)
まあ、それはともかくフィリピンにある
証券取引所は現在は一つのみ。
名前はそのままで、
【フィリピン証券取引所(PSE)】
です。
フィリピンの証券市場は、周辺の
ASEAN諸国に比べると歴史があります。
まず1927年にマニラ証券取引所が、
そして1963年にマカティ証券取引所が
設立されました。
その後、1993年に両取引所が統合し、
現在のフィリピン証券取引所となったわけです。
取扱い銘柄と時価総額
フィリピン証券取引所の取扱銘柄は
<252銘柄>で、
時価総額は約27.4兆円(12.2兆ペソ)です。
※出所:アイザワ証券HPより(2013年8月2日現在)
上記の参照HPでもわかるように
時価総額の上位には、先日ご紹介した
財閥系が軒を連ねてますね。
時価総額トップ10を引用させていただきます。
1.SMインベストメンツ(コングロマリット)
2.PLDT(通信)
3.アヤラ・ランド(不動産)
4.アヤラ(サービス他)
5.フィリピン・アイランズ銀行(銀行)
6.マニラ電力(電力)
7.SMプライム(不動産)
8.バンコ・デ・オロ・ユニバンク(銀行)
9.JGサミット・ホールディングス(食品)
10.アボイティズ・エクイティ・ベンチャーズ(サービス他)
直近では、2013年の5月に最高値を記録し、
その後緩やかに値下がりしているようです。
私はしばらくは株式投資をするつもりは
ありませんが、もし今投資家の立場だと
したらしばらく待ちますね。
おそらく5,100ペソくらいから買い始め
値下がりしてもナンピン買いするでしょう。
※ここでは株式投資の専門用語解説は控えます。
まだまだ先が長いので
いま購入しても問題はないと思いますが、
株を買うならば自分の事業に投資します!
とにかく株式投資はともかく
フィリピンは事業投資等、なんらかの
投資先としては魅力的だと思います。
次回は、
<フィリピンとASEAN経済共同体>について
お伝えして参ります。