フィリピン経済の国際競争力は?

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フィリピン(23.11.04) 088

【タガイタイで売られているトロピカルフルーツ】

 

前回お伝えしたとおり

今回から、何回かに分けて、

「フィリピン経済の大枠」について

お話してまいります。

 

そのカテゴリーは全部で5つ

 

(1)フィリピン経済の国際競争力(←今回はココ)

(2)フィリピン経済を支配する財閥

(3)フィリピンの経済格差

(4)フィリピンの証券市場

(5)フィリピンとASEAN経済共同体(AEC)

 

今回は【フィリピン経済の国際競争力】

についてお伝えいます。

 

以前の主流だった産業

あなたが、「フィリピン」と言われて

まず思い浮かべるのはなんでしょうか?

 

陽気な人々、貧困、雑踏等

人により思い浮かべるものは

異なるでしょうが、

 

だいたいの人が共通して思い浮かべるのが

「バナナ」、「パイナップル」、

「マンゴー」等の、いわゆる南国フルーツ

ではないでしょうか?

 

これらの、フルーツは海外輸出向けの

産業として大活躍していましたし、

もちろんいまも一定の流通量は

確保されています。

 

ブランドとしては、ドール(Dole)

デルモンテ(Del Monte)などが有名です。

 

その他にも、国内向けではありますが、

「サンミゲルビール」やファストフードの

「ジョリビー」などの飲食関連の産業

過去には中心でした。

 

もちろん上記の企業は今でも力がありますが

以前はさらに中心的役割を

占めていたそうです。

 

それと、製造業の中で中心だったのが

パソコン周辺機器などの電子部品産業です。

 

私が以前購入した株式の会社も

フィリピンにありましたが、

確かに、電子部品も取り扱ってましたね。

 

ということで、少し前までは

飲食関連と電子部品関連の製造業が

産業の中心だったようです。

 

それが、最近の中心産業は上記のような

いわゆる第1次、第2次産業から、

第3次産業に移り変わったのです。

 

現在の主流は第3次産業

それでは次に現在の中心産業の

お話をしてまいります。

 

現在のフィリピンにおける中心産業は

第3次産業のうち、特に「人」

キーワードにしたものです。

 

つまり、フィリピンの「人」そのものが

いま一番国際競争力が高い、中心的な

産業と言えるのです。

 

具体例を2つ上げておきます。

 

BPOビジネス

BPO(Business Process Outsourcing)とは、

業務の一部を外部に委託することです。

 

具体的には、コールセンターとか、

経理設計関連などがあります。

 

何度か、ご紹介している通り、

フィリピンでは英語が公用語

なっていますので、英語を操れる人が

非常に多いです。(全員は話せません)

 

なので、英語を母国語とするアメリカ

などから委託が来るわけです。

 

このBPOビジネスの発展はすさまじく、

メトロマニラ首都圏では、

夜もオフィスビルの電気が

煌々と輝いているほどです。

 

海外で働くフィリピン人の存在

前項では、フィリピンに住むフィリピン人が

外国企業の仕事の一部を担うという

お話でしたが、海外に直接渡航して

働くフィリピン人も半端なく多いです。

 

フィリピン人の海外労働者のことを

OFW(Overseas Filipino Worker)

言います。

 

このOFWの活躍はすさまじく、

OFWにより海外からフィリピン国内に

送金される金額は、なんとフィリピンの

GDPの1割を占めています。

 

実際に、街中で声をかけると、

結構な確率で親戚内で海外に出稼ぎに

行っているという人に出会います(笑)

 

具体的には、医師や看護師、エンジニアなど

専門技術を持っている人を筆頭に、

船員、メイドなど多岐にわたります。

 

以上のように、「人」に関しては

非常にグローバルで外向きな側面を

持っているのですが、経済全体として

みると問題点も非常に多いです。

 

特に、海外からの直接投資が

いままであまり伸びてこなかった理由の

ひとつが固定資本への投資です。

 

フィリピンのGDPにおける固定資本の比率は

15%前後で、最近労働賃金が高騰してきた

中国のそれは40%を超えるくらいですので

その違いは顕著ですよね。

 

ぜひインフラ等をしっかり整えて、

飛ばしてしまった工業化の穴埋めを

していくのがいいのかと思います。

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