ここ最近フィリピンの歴史について
考察してきたわけですが、
ちょっと今回は脱線します。
興味深いニュースがあったので
そちらをお伝えしていきますね。
フィリピンの2013年における
新車販売台数の発表がありました!
フィリピンの自動車団体に所属している
台数だけでも18万台強と、昨年比16%増に
なったそうです。
なんでも団体未加盟企業の販売台数を
合わせると合計21万台を超すとか・・
→ 『比13年新車販売、最高21万台超』
この21万台という数字を
しばらく覚えておいてくださいね。
私が思った通り
本当にフィリピン経済が拡大してますね。
フィリピンと日本の自動車販売台数比較
ところで日本では現在年間に
何台くらい新車が販売されているか
ご存知ですか?
答えは、2013年の速報で537万台です。
で、フィリピンの販売台数を思い出して
下さい。
21万台でした。
実に、まだフィリピンの自動車販売台数は
日本の1/20以下なんです。
1/20以下ですよ!
日本はいくら不景気だと騒いでいても
まだまだ市場規模が大きいことが
わかりますよね。
とは言っても、直近の販売台数で
一番多かった時が2003年の603万台。
バブル絶頂期の1990年には
なんと777万台の新車が売れてました!
3年ごとに新車を乗り換えるとか
言ってた時代です。
今考えると尋常ではないですよね(汗)
まあ2003年の603万台を基準にするとしても
20%近く販売台数を落としていることに
なります。
少子高齢化の波で若年層の購入者は減り、
高齢者も免許証を実質返納するので、
今後も販売台数はじり貧でしょうね。
それに対して、年率で10%以上で
自動車販売台数が増えるフィリピンって
いかに可能性があるかがわかると思います。
もちろん人口の違いはありますが、
国連の最新数値ではフィリピンの人口は
ついに1億を超えたと発表されました。
それだけの人口を抱えて
まだ日本の1/20にも満たない販売台数って
うまく経済が流れたときには
すごいことになりそうですよね!
フィリピンとASEAN主要国との自動車販売台数比較
ASEAN諸国では、他に
- タイが133万台で2012年より7.4%減
- インドネシアが123万台で10%増
- ベトナムが9万6千台で19.9%増
タイを抜かせば、東南アジアでは
ものすごい勢いでモータリゼーションが
進んでいるのがお分かりいただけると
思います。
まさに「灼熱アジア」の名にふさわしい
勢いですよね。
しかし上記の数字を見ると、
ベトナムの発展はもう少し後としても、
インドネシアは人口が約2.5億人とはいえ
かなり新車販売台数は多い印象です。
つまりフィリピンは人口に対して
まだまだ自動車がいきわたって
いないことになります。
本当にこれからが楽しみです!
とはいえ心配なのは道路。
自動車ばかりが増えても
走る道路がなければ宝の持ち腐れ状態。
必要な道路は環境に留意しながら
作っていって欲しいですね。
というか、元土木屋の私としては
“ゾクゾク”しますよ、
道路を作って感謝されるという
この状況は!
マロロスが当面の終着駅となる
「クラーク高速鉄道(通勤線区間)」等の
鉄道事業と並行して、
どんどんインフラを整えていって
欲しいです!!
上下水道ももちろんですが、
私の住む神奈川県藤沢市よりも
少し小さい都市でマンションのような
建物はほとんどない状況です。
本当にすべてはこれからなんです!!!
日本人がフィリピンで建設会社を作り
経営するなんてことが可能なのかな?
実質的にも法的にも・・
フィリピンでなら、土木屋をやってもいいと
心底思います。