【セブのビーチリゾート 友人のKENと】
フィリピンにおけるビジネス拠点として
有名な5地域を順にご紹介しております。
取り上げる地域は以下の5地域です。
(1)メトロマニラ首都圏
(2)カラバルソン地域
(3)中部ルソン地域
(4)セブおよびビサヤ地域(←今回はココ)
(5)ミンダナオ島
今回はフィリピン最大の島で
首都マニラを擁するルソン島を離れまして
【セブおよびビサヤ地域】について
お伝えします!
ビーチリゾートに隣接するセブ周辺の工業団地
眼下に青い海を見下ろしながら、
飛行機は“ぐんぐん”降下していきます。
日本からの直行便だと
成田からフィリピン航空で約4時間30分、
乗り継ぎのマニラからだと約1時間で
マクタン・セブ国際空港に到着です。
ところで、フィリピンのリゾートと聞くと
この「セブ島」を思い浮かべる人が
多いのではないでしょうか?
もしかしたら、セブがフィリピンではないと
思っている人もいるかもしれません。
最近では、短期の英語留学や移住先と
しても人気となっていることからも
わかるように、
マニラとは雰囲気を異にしている印象です。
さてビジネス面からの進出に話を戻します。
セブ島はリゾートとして有名ですが、
実は有名ホテルが、いわゆる<リゾート>
として展開しているのは空港のある
マクタン島になります。
とはいえ、マクタン島とセブ島は
2本の橋でつながっていますので、
ほぼ一体と考えていいでしょう。
そのマクタン島では、空港の近くという
利点を生かして国営や、
国とアボイティス財閥との合弁、
そして完全私営の工業団地が立地しています。
日系企業も数十社入っています。
これらの工業団地には、空輸ができる
軽量かつ付加価値の高い製品の製造が
主になっているようです。
セブ本島に関しては常石造船やミツミと
いった大規模な企業が展開しています。
ただもともと面積の小さいマクタン島
のほうはもとより、セブ本島も
背後が山となっているため、
工場用地はそれほど多くはありません。
そんなこともあって、工場展開としては
今後伸びていくのかは不透明だと
いえるでしょう。
やっぱりブラカン州のマロロスですかね(笑)
農業が産業主体のパナイ島とネグロス島
その他のビサヤ地域には、古くから
フィリピンの農業の中心として有名な
パナイ島のイロイロ市や、
そのイロイロの対岸にあるネグロス島の
バコロド市があります。
両方を合わせると人口80万人前後の、
都市としてはかなりの規模を誇りますが、
双方とも、いまでも産業の主体は農業です。
しかし、バコロドのほうは
SMショッピングモールができたり、
欧米向けのコールセンターも
増えているようなので、
所得が上がってくれば面白い地域には
なってきそうですね。
観光地としてはパナイ島の北部に
世界的に有名なビーチを擁する
ボラカイ島が隣接しています。
次回は主なフィリピン進出拠点の
最後となる<ミンダナオ島>について
お伝えいたします。