【バンカーボートの乗り込み風景】
前回、前々回とフィリピンの生活に
密着してまいりました。
今回も引き続き、現地滞在に関する
情報をお伝えしてまいります!
テーマは「チップ」です。
これはどちらかというと
フィリピンでの生活というよりは
旅行ネタのほうですかね。
私たちが海外旅行に行くと
戸惑うのは「チップ」についてですよね。
今まで私が旅してきた場所でも
アメリカなどではチップがありましたが、
アジアでは基本的にはチップは不要と
考えがちです。
フィリピンは西欧の支配が長かった
という事情もあるのかもしれませんが、
チップの風習はあります。
そこで問題になるのが相場ですよね。
場面ごとのチップの具体的相場は?
実際にどのくらいのチップを
渡しているのかを現地で暮らす日本人と
話す機会は思いのほかないのですが、
一度だけ教えていただいたことがあります。
その方のアドバイスも踏まえて
具体的な例をお伝えいたします。
ポーター
荷物1個につき 20~50ペソ程度
いわゆる荷物を運んでくれる人に
渡すチップです。
運んでくれる距離によっても
違うと思いますが目安をご紹介します。
まずは空港ですが、
JALが到着するNAIAターミナル1などには
まだポーターがいるかもしれませんが、
ANAやセブパシフィックが入っている
NAIAターミナル3ではポーターを
見かけたことはありません。
どこのターミナルを利用するかに
よるでしょうね。
いらない場合はしっかり
“ノーサンキュー”と断らないと
いつまでも着いてきます。
この場合のポイントは
“ニコッ”としながらお断りすることです。
次にホテルのポーターですが
一番馴染みがあるかもしれませんね。
1泊3,000ペソほどのリーズナブルな
ホテルでしたら標準の20~50ペソ程度で
十分なんじゃないかと思います。
他にもルームサービスなどを
頼んだ時には持ってきてくれた人に
ポーターと同額くらいを渡すと
喜ばれると思います。
いずれにしても
100ペソは絶対に高いと思いますね。
あとポーターと言えば、
港に待機しています。
特にフィリピンはバンカーボートと言って、
1枚の幅の狭い板の上を渡ってボートに
乗り込むタイプのものが多いです。
私は比較的自分で持ってしまいますが、
女性は持ってもらうのも手かもしれまん。
この場合は少し距離を歩いたり、
荷物を頭の上に載せたりして
若干大変なので私なら50ペソくらい
渡すと思います。
タクシー
100ペソ以下のおつりは貰わない
これを見ると、おそらく
フィリピンを旅慣れた人は
「なんてもったいないことを!」
「相場を吊り上げるようなことはやめてよ」
なんておっしゃるでしょうね。
まあ私にしても、
いつも+100ペソ払っている
わけではありません。
おそらく最大で50ペソ以下くらいの
イメージでしょうか。
ただこれもやっぱり荷物の量などにも
よるんですよね。
例えば帰国時に空港まで乗せてもらって
スーツケースを率先して出してくれたり
したら、
メーターが135ペソくらいだったと
しても200ペソ払って、おつりを貰わない
こともあります。
レストラン
飲食代金の5%程度
正直なところ、ここはいらないのかとも
思うのですが、
こんな感じの伝票ケースに
入れられてくる場合には
そっと挟み込んで帰りますね(笑)
あとはファストフード店は
もちろんのこと、
街中のトロトロ食堂などでも
チップは必要ないでしょう。
標準的な場面は、
今回ご紹介したようなところですが、
次回は、
“ちょっとこんな場合はどうするの?”
というような場所での
チップとも呼べないようなものを
ご紹介いたします。