2014newyear

【22歳までの女性は何人でしょうか?】

 

前回に引き続き、

今回もフィリピンの生活に密着した

話題をお伝えしたいと思います。

 

テーマは「教育」です。

 

フィリピンでショッピングモールの

本屋さんなどにいくと、

しばしば看護学生に出くわします。

 

女性が多いわけですが、

本当に清楚な感じで好感が持てますね。

 

すっかり脱線しそうでした。

 

お伝えしたいのは

看護学生のことだけでなく

教育全般についてです。

 

さて、フィリピンに関しては

意外かもしれませんが、

もともと教育熱心な国です。

 

途上国の中では法制度的にも

整っているようですね。

 

識字率も高く90%を超えています。

 

とはいえ若年層の爆発的人口増加や

政府や自治体の予算の問題などもあり、

課題は少なくありません。

 

このあたりのアンバランスさが

途上国故なのですが、

改善する余地があるからこそ

未来を考えると魅力的でもあります。

 

ということで

フィリピンの教育分野の概要について

まずは高等教育から見てまいりましょう。

 

アジアに現存する最古の大学

フィリピンが実は教育熱心だということは

上記でも触れましたが、その根源は

スペインの統治時代にさかのぼります。

 

エリートを養成する機関として

代表的なのが、アジアにおいて

現存する最古の大学として有名なのが

 

 「サント・トマス大学」

 

です。

 

またスペイン統治が終了後、

アメリカ統治の初期に創設されたのが

 

「フィリピン大学(通称UP)」

 

です。

 

フィリピン大学は日本でいうところの

東京大学レベルの名門校です。

 

高等教育である大学等は

約1600校もあり、これはなんと

世界的に見てもアメリカに次ぎ

第2位の数なのです。

 

その中でも特徴的なのは

私学が多いということですね。

 

小学生の30%は通学できないという現実

マロロスの知人宅には

小学生と高校生がいます。

 

高校生は私立に通っているので

さすがに登校しますが、

小学生は登校しない日もありました。

 

パートナーに

 

「○○君は学校行かないの?」

 

と聞くと、

 

「毎日は行けない。お金ないから」

 

という答えが返ってきました。

 

そうです、私のパートナーは

裕福な家庭ではないのです。

※とはいえ中流だとは思いますが

 

そんな話を目の当たりにすると、

現在の義務教育である小学校でさえも

30%ほどは卒業しないというデータにも

うなづけます。

 

その小学校から日本でいう高校までの

学校制度が変わろうとしています。

 

どうやらK-12という教育カリキュラムが

2012年より施行されているようで、

 

いままでの、6年-4年の学制から

6年-4年-2年と原則として就業年数では

日本と同じになるようです。

 

しかも定かではないのですが、

日本でいうところの高校、

つまり最後の2年まで義務教育となる

という話もあります。

 

英語がもっとできれば、

フィリピン国内のHPでもリサーチが

可能なのが惜しいところです。

 

さて最後になりますが、

マロロスについ最近、財閥系の

ショッピングモールである

 

「ロビンソン(Robinsons Place)」

 

がオープンしました。

 

そこにおいても、基本的には

カレッジ卒業のレベルが求められて

いるとのこと。

 

意思の疎通が完全でないパートナーの

いうことなので信憑性は危ういのですが、

遠からず近からずでフィリピンの

就職状況は厳しいです。

 

ぜひ経済が発展していき、

少なくとも

 

「仕事ない(Walang trabaho)」

 

というフレーズを現地の人から

聞かなくなるように、

私もできる限りのことは

していきたいと思っています。

 

雇用創出は生きがいですね。