一つ目の宿泊施設を退職し、

二つ目の宿泊施設を運営する会社に

就職したのが、2008年の年末。

 

そして、入社から約1年半を過ぎたころ、

つまり、2010年の夏に、ある転機が訪れたんです。

 

「俺、いつまでこの会社にいるんだろ?」

「入社した頃の夢はいずこへ?」

そんなことを思っていたあの頃。

前回はここまでお伝えしました。

 

ところで

なぜ「夏」という季節にそのような気持ちに

なったかというと、きちんと理由があるんです。

 

それは・・・

夏の繁忙期が終わると多くの同僚が

辞めていくから(汗)

 

当時は熱海~伊豆地区の宿泊施設に

勤務していたわけですが、

その地域のリゾート地にとって、

8月いっぱいは、かなり忙しく、

やっぱり仕事がきついわけですよ。,

さすがにみんな責任感があるから、

繁忙期の最中には辞めませんが、

その時期に、いろいろと考えるんでしょうね。

 

それで、少し時間ができた9月になると

一気に辞めていく。

 

先日、楽天イーグルスが日本一になりましたが、

その中でも、2013年のシーズンで最も活躍した

マー君こと田中将大投手。

 

彼なんかは、本当に死ぬほどの練習を

していると思います。

それでも、そんな練習に耐えうるだけでの

充実感があるわけですよね。

 

それに引き替え、

当時の宿泊施設で働いていた同僚は

夏の繁忙期、ただ辛いだけだった。

だから辞めていったのだと思います。

本来であれば、夏には家族旅行なども多く、

宿泊者様の笑顔をみたいがために

働いているはずの彼らですが、

あまりの忙しさに、

おもてなしをする側の彼ら自身から、

すっかり笑顔が消えていた。

 

そんなイメージです。

 

当然、私もきつかったですが、

前にもお伝えしている通り、私には

「将来的にモーテルを開業したい!」

という大きな目標がありましたから、

耐えられる範囲内ではありました。

 

でもね、仕事内容自体は単純なわけです。

 

もちろん、まだまだ極めたレベルの仕事っぷりでは

ありませんでしたが、この時期になると

この会社に入った所期の目的は果たしたかなと・・・

 

かくいう私も

「この過酷な労働からいち早く逃れたい」

そんな気持ちがなかったというと嘘になりますが、

それよりも、

「この先の人生本当に今のままでいいのか?」

そんな焦りのほうが強かったです。

 

かといって、正直なところ、

この頃は、絶対に自分は独立したいのかどうか

迷っていた時代でもありました。

なんとも優柔不断ですね。

 

自己弁護になりますが、

まぁ、それだけ起業に踏み切るって、

難しいんだと思うんです。

 

とはいえ、40才目前の当時の私。

選択肢は多くはありません。

その段階では一生当時の会社に

骨を埋める気はありませんでしたが、

1 開業ノウハウは身についたので
次のアクションを起こそう!

2 幹部社員として、しばらく会社を引っ張ろう!

番外編として、

3 全く違う仕事を探そう!

という気持ちもゼロではありませんでした。

 

なんとも優柔不断ですね(本日2度目!)

 

そんなこんなで、

2010年の8月~9月頃までは

いろいろと悩みました。

 

とはいえ、永遠と迷っているわけにはいきません。

とりあいず会社は辞めないまでも、

アクションを起こすことに決めました。

 

それが、2010年9月末のことです。

 

さて、その時私はあることを決断したわけですが・・・

それは、また次回の記事で書いていきたいと思います!