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【クラスメートと雑談するフィリピンの高校生】

 

引き続き、

「私がフィリピン進出を決めた5つの理由」

をお伝えしていきます。

 

あなたは英語の通じない外国に

行ったことがありますか?

 

私が訪問した英語の通じない国は

イタリア、インドネシア、ベトナムです。

 

これらの国でもホテルくらいは

通じるのですが、街中に出ると、

ほとんど会話になりません。

 

それでも私の方が英語が得意であれば、

いろいろと探り合えるのでしょうが、

なんと言っても私の英語はカタコト。

 

言葉が通じないのは、

それはそれなりに面白いのですが、

不自由な面があるのは否めません。

 

ましてや仕事をする国で英語が

通じないとしたら、なおさらですよね。

 

ひるがえってフィリピンはというと、

だいたい街中では会話にはなりますね。

 

それというのも英語はフィリピンの

公用語でもあるからなんです。

 

国語フィリピン語(タガログ語)、

公用語フィリピン語英語になっています。

 

さきほど「だいたい街中では」と言ったのは、

私の実感では、ほとんどすべての

フィリピン人が英語を話せるという

印象は持っていないからです。

 

もちろん、一部上場企業が現地で組む

財閥系の企業のスタッフなどは、

問題なく英語が扱えると思います。

 

ただ一歩街に出ると、

ロクに学校に通えない若者は

“わんさか”といます。

 

彼らは当然満足に英語を話すことは

できないんですね。

 

なので、私の感覚としては、

英語でコミュニケーションができるな、

と思う割合は、だいたい7~8割程度です。

 

しかもその中でも、半数以上は

文法的に正しい英語を使えていないかも

しれません。

 

とはいえ文法は苦手でも、

きちんと学校に行っている人の

「語彙力」はすごいです!

 

フィリピンで習う英語は

日常生活に使う単語を教えてるのでしょうか。

 

病名や体に関する症状をあらわす単語や

日常生活で感情をあらわす単語などは

普通に出てきますね。

 

私の場合は音声だと聞き取れないので、

手打ちのチャットで辞書で調べながら、

会話をしています(笑)

 

話がいつも脱線しますが、

話7割としても約1億の人口の

7千万人は英語を話すことになります。

 

これは、イギリスの6千万人や、

カナダ、オーストラリアよりも多く、

 

アメリカ、インドに次いで、

世界第3位の英語人口ということになります

 

英語力が最大限に生かされるBPOビジネス

この英語力は以前お伝えしたように、

OFW(フィリピン人海外労働者)として

英語圏で働くのに非常に有利なのは

すぐに理解できますよね。

 

ところが、2000年頃からフィリピン国内での

BPOビジネスの需要が急速に高まっています。

 

BPOとは、

「ビジネス・プロセス・アウトソーシング」

の頭文字をとったもので、

 

日本語に訳せば、

「オフィス業務や専門業務の外部委託」

のことです。

 

日本でも一時期「アウトソーシング」という

言葉が流行ったのが記憶にあるのでは

ないでしょうか。

 

例えば、経理部門や設計部門を

丸ごと社外に委託するような手法が

BPOに該当します。

 

このBPOは何も国内だけでなく

海外に委託してもいいわけですよ。

 

そこでフィリピンの英語力に注目したのが

アメリカなど英語圏の国の企業です。

 

電話サポートのオペレーター業務などは

すぐに頭に思い浮かぶかもしれませんが、

その種類は多岐にわたります。

 

とにかく英語を使うもので、

依頼国にいなくても可能な業務であれば、

なんでもいいわけです。

 

具体的な業務内容としては、

在宅でもできる業務をイメージすれば

わかり易いですかね。

 

例えば、先ほどの経理業務や建築設計、

翻訳やデザイン業務各種、出版、

マーケティング調査等の資料のまとめなど

 

数え上げれば枚挙にいとまが

ありませんよね。

 

このようなフィリピンでのBPOビジネスは

インドに次いで世界第2位となっています。

 

アメリカ本土とは時差があるので、

サポート業務などリアルタイムでの作業は

大変ですが、

 

フィリピンのBPOビジネスは

今後もますます伸びていきそうです。

 

英語留学やオンライン英会話の需要にも期待

とにかく英語を使う分野はビジネスに

なります。

 

そこで最近、日本でも定着しつつあるのが、

フィリピンに英語留学したり、

フィリピン人の先生に直接教わる

オンライン英会話(スカイプ英会話)です。

 

なにしろ人件費が割安ですから、

その分、当然経費も安くなり、

安価なサービスの提供が可能になります。

 

とくにオンライン英会話などは、

月5~6,000円程度の金額で、

毎日30分間話し放題などと、

完全な価格破壊を起こしています。

 

もやは本当に世界はフラット化しつつ

あることを実感できるようになりました。