【買い物客で賑わうブラカン州マロロスの商店街】
前回の記事では、
「どうしたらフィリピンが発展するか?」
についてお話し、その結果
「フィリピンに人や物が集まれば、
人件費も相対的に上昇し発展する」
と、大胆な予測をしたのでした。
根拠は薄いですが理由はこんな感じです。
A.イノベーション(技術革新)が
進む国は発展する。
B.イノベーションを進めるためには
人件費の高騰がカギとなる
C.人件費が高騰するには、フィリピンに
人や物が集まる必要がある
もしかしたら、あなたは不思議に
思うかもしれません。
人件費が上がったら、
呼び込んできた海外資本の直接投資を
他国に流出してしまうのではないか?
確かに人件費が高騰すれば、
これから先、さらに入ってくるかも
しれない外国企業の工場は撤退していく
可能性もあります。
ちょうど、今の中国がそれですね。
※中国の場合、チャイナリスクと言われる
ものも存在しますが・・・
今まで中国に生産拠点を構えていた
日本企業は、ベトナムやカンボジアに
拠点を移している企業も多いようです。
すると、どのようなステージに
入るかというと、付加価値を付けた
製品やサービスを開発しようという
動機づけになると思うんです。
ここで初めてイノベーションが
起こるわけですよね。
なので人件費がすでに天井の域まで達した
日本では、バブルが弾けた90年代初頭から、
さかんにこの「イノベーション」という
言葉が使われるようになったのでしょう。
さてフィリピンは、実は1960代には
「アジアの優等生」などと呼ばれていた
時期があったんですね。
その後のマルコス政権が失策をしたと、
経済の教科書には出ていますが、
ここにきて再度、世界からフィリピンの
優位性が注目されだしました。
このブログでは何度となく
フィリピンの魅力をお伝えしておりますが、
再度、
【フィリピンに進出するうえでの魅力】
についてまとめておきたいと思います。
フィリピンの具体的魅力
私に関していえば、最大の理由は、
【フィリピンが生理的に好きだから】
なのですが、
これでは「進出」の理由としては、
いささか心もとないですよね(汗)
ですので、ここでは
もう少し客観的で一般的な魅力について
考えてみたいと思います。
「私がフィリピン進出を決めた5つの理由」
の真面目版です(笑)
1.豊富な人口とピラミッド型の人口構成
2.世界で3番目に多い英語人口
3.フレンドリーな国民性
4.日本との距離的・心理的親密性
5.ASEAN経済共同体(AEC)の加盟国
細かいことを言い出したら、
まだまだたくさんあるのですが、
あまりに多すぎても焦点が絞れませんしね。
いま思いつく、
経済的利益に直結しそうな
フィリピンの魅力といったら
上記のようなことです。
ということで、私の勉強も兼ねて、
次回からは上記をもう少し詳しく
検討していきたいと思います。
ちなみに、5つのうち4番目までについては、
今までも語りつくされたと思いますが、
5つ目のASEAN経済共同体(AEC)に関しては、
今後すごいことになっていく予感がします。
AECは2015年に関税完全撤廃を
目標としているのですが、
それが実現された場合、欧州連合(EU)を
上回る6億人規模の自由貿易地域ができる
ということになります。
6億人ですよ!!!
これはもう、まさに
<灼熱のアジア>と呼ぶにふさわしい
状況ですよね。
もう本当に、これからの時代、
東南アジアから目が離せなくなると思います!