フィリピン初渡航者のための
「フィリピンへ行こう!」シリーズが
前回で完結いたしました。
いろいろと感想をいただいた方、
ありがとうございます!
引き続き、フィリピン市場に進出するための
情報をお送りしていくわけですが、
ちょっと話題のトピックが
入ってまいりましたので、
お伝えしておこうと思います。
それは庶民の欠かせない足である
ジプニーの運賃値上げについてです。
複数のジプニー事業者団体が
運賃の値上げを申請したらしいですね。
日本で言うと「首都圏私鉄各社が・・」
のようなイメージでしょうか。
ネタ元の記事はこちらです。
要点をまとめるとこうです。
燃料である軽油価格が上がったから、
その分を運賃に転嫁したいということですね。
内容は、初乗り料金を現行の8ペソ(約18.6円)
から10ペソ(約23.5円)に上げるとともに、
その後の1kmあたりの運賃も、
現行の1.4ペソから1.75ペソにしたいと。
そういうことですね。
それはそうと、
初乗り料金って、4kmだったんですね。
はじめて知りました(笑)
日本人にとっては、それほどダメージは
ないですが、現地の人にとっては、
やっぱり痛いでしょうね。
特に通勤に使ってる人からすれば、
毎日のことですから。
ジプニーは好きですよ、あの雰囲気といい、
「これぞフィリピンだ~」っていう
気持ちになります。
ただですよ、ジプニーって
「フィリピンへ行こう!」シリーズでも
書きましたが、
比較的好きな場所で乗れて、
好きな場所でおりられるんですよ。
一応、ジプニーの翻訳、というか種類は
<乗り合いバス>とかになってますが、
私の感覚では、乗り合いタクシーです。
※ただしクーラーはききません(笑)
そりゃ、タクシーに比べたら、
田舎の方に行くと、ある程度人数が
集まらないと出発しないとか、、、
多々不便なところもあるんですが、
金額が金額だから、仕方ありません。
だからこそ、好きなことろで乗れて
好きなことろで降りられるって、
かなりの贅沢ですよね。
で、そこで問題なのは、
なぜそれが可能なのか?
それはもう、ひと言でいえば、
【人件費が安いから】
なんでしょうね。
少し話はずれますが、
技術の革新って、どちらかというと
必要に迫られて発展することが
多いと思うんですよ。
この場合の<必要に迫られて>というのは、
人件費の高騰にほかなりません。
ところが、私の印象では、
物価に比べてフィリピンの人件費、
つまり労務費は相当安いと思います。
だからこそ、大衆の乗り物のジプニーでさえ、
好きなところに乗り降りできるという状況が、
出来上がっているのではと考えるわけです。
これは、市内を走るバスについても
言えますね。
次回は、今回からの流れで、
フィリピンの人件費について、
もう少し掘り下げて
考えていきたいと思います。