フィリピン(23.03.10) 049

【マロロスの街を走るジプニー(Jeepny)】

 

前回、前々回と、それぞれ

タクシーと高架鉄道のLRT、MRTについて

お伝えしてきました。

 

今回は「ジープニー」について

お伝えいたします。

 

それでは早速参りましょう。

 

【ステップ4:現地での滞在】

 

1.フィリピンの治安

2.フィリピンの交通手段(←今回もココ)

3.フィリピンの食事

4.フィリピンの観光地・見どころ

5.フィリピンのお土産・買い物

 

<2.フィリピンの交通手段「ジプニー」>
フィリピンのことを調べはじめたり、

フィリピンのガイドブックを買ったりして、

まず、はじめに気になるのが

この「ジプニー」の存在ではないでしょうか?

 

私的には、実際にマニラに着くまで、

 

「本当に日常的にこんな乗り物が

 走っているのか?」

 

と半信半疑だったのですが・・・

 

その予想は見事に裏切られました(笑)
そればかりか、想像以上の台数の

ジプニーが走っていたのです!

 

これだけの台数が走り、

しかも決して排ガス対策がいいとは

言えない状況ですから、

マニラの空気が悪くなるはずですよね。。。

 

しかし、非常に興味を引く乗り物で

あることは間違いありません。

 

初渡航で女性の一人乗車は推薦できませんが、

男性ならチャレンジしてみては、

いかがでしょうか?

 

■ジプニーの乗り方

まずは行き先の確認です。

 

フロントガラスと車体の両脇に

どことどこを往復しているかが

書かれています。

 

真ん中に経由地が書かれている

場合もあります。

例えばこんな感じです

 

【SANTA.ANA – PACO – P.FAURA】

 

だいたい名前の基準は、

場所の名前か通りの名前ですね。

 

基本的に、通りをまっすぐに行く傾向に

あるようなので方面さえあってれば、

間違った方向には行かないかと・・・

 

これでは、あまりにも

適当すぎますでしょうか(汗)

 

一番いいのは、運転手に

目的地に近くを通るかを聞くことです。

 

そして、どうやって乗るかですが、

タクシーと同じように、手をあげてください

 

ただし、交差点付近や渋滞で

停止していることも多いです。

 

その場合には、止まっている間に

乗っても大丈夫ですが、

十分に注意してくださいね。

 

ちなみに助手席が空いているときは

助手席に乗るのもいいですね。

 

■ジプニーの料金の払い方

これはですね、基本的には手渡しです。

 

金額は大体P8~P12くらいですね。

もしかしたら、P1~2くらい多く

徴収されている可能性もありますが

基本的には、1区間そんなもんです。

 

わからなければ、20ペソ札

渡せばおつりが帰ってきますよ。

 

運転手が近い場合には、

行き先を告げて手渡しをします。

 

しかし、縦長に長いジプニーで

後ろの方に乗った場合には、

独特の支払い方法をします。

 

他のお客さんに手渡しリレーを

してもらうのです(笑)

 

タガログ語

 

バヤッド(Bayad)」

バヤッド ポ(Bayad po)」←丁寧形

 

と言えば、

運転手がわの乗客が、何の疑いもなく

あなたの運賃を運転手に手渡してくれます!

 

ガイドブックであらかじめ

知っていたのですが、

実際にやった時には少し感動しました。

 

■ジプニーの降り方

これはおりたいところで

「止まって(ください)」と言います。

 

タガログ語

 

パーラ(Para)」

パーラ ポ(Para po)」←丁寧形

 

簡単ですね!

 

乗り降りの際には、十分に注意してください。

 

廻りには、あたりかまわずバイクや

タクシーなどが走ってますし、

 

あなたが乗り降りの動作が終わらぬうちに

出発してしまう可能性だって、

無きにしもあらずです。

 

周囲は十分に確認しつつも、

素早い行動を心掛けましょう!

 

■ジプニーを利用するときの注意点

これはもう、フィリピン滞在中は

ずっと注意が必要ですが、「スリ」ですね!

 

以前も書きましたが、

私も一度スリにあったことがあります。

歩行中ですが・・・

 

ジプニーに乗るときには

身軽な格好でしょうから、

お金を分散したりするのもいいでしょう。

 

また必要以上に携帯をいじったり、

金目のものを身に付けないように

してください。

 

危ないです。

 

あとは、時間帯に気を付けることです。

深夜から早朝にかけては、

現地の人でも避けることがあるらしいので・・

 

私自身は、昼間利用する分には

それほど危険を感じたことはありません。

 

はじめ、「かなり見られるな~」と

思いましたが、考えてみれば、

我々はフィリピンに行けば外人です。

 

最近は日本でも都市部では

外人が多くなってきましたが、

やっぱり「外人さんだ」ってわかると

どうしても意識しちゃいますよね?

 

それと同じですので、

目があったら“ニヤリ”としておけば

いいでしょう!

 

いやらしい目は禁物ですが(笑)
以上で、一応2~3泊くらいの滞在で

現実的に使えるものとしての

移動手段のご案内は終わりです。

 

その他もろもろありますが、

路線であったり、乗り方であったりが

わかりずらいです。

 

もし、あなたが英語が堪能ならば、

初渡航でも試してみるといいでしょうが、

最初は今回お話したくらいまで、すなわち

 

 ◆タクシー

 ◆高架鉄道(LRT、MRT)

 ◆ジプニー

 

この3つの移動手段で十分です。

 

この中でタクシーは、

マニラでは交渉が必要な局面が多いです。

 

現に、このタクシーとの交渉が億劫で、

フィリピン訪問から足が遠ざかる人も

いると聞きます。

 

しかし、そこは文化の違い。

 

そこも楽しむくらいの

おおらかな気持ちで渡比していただくと、

また違った価値観を発見できるのでは

と思います。