【マロロスの街を走るジプニー(Jeepny)】
前回、前々回と、それぞれ
タクシーと高架鉄道のLRT、MRTについて
お伝えしてきました。
今回は「ジープニー」について
お伝えいたします。
それでは早速参りましょう。
【ステップ4:現地での滞在】
1.フィリピンの治安
2.フィリピンの交通手段(←今回もココ)
3.フィリピンの食事
4.フィリピンの観光地・見どころ
5.フィリピンのお土産・買い物
<2.フィリピンの交通手段「ジプニー」>
フィリピンのことを調べはじめたり、
フィリピンのガイドブックを買ったりして、
まず、はじめに気になるのが
この「ジプニー」の存在ではないでしょうか?
私的には、実際にマニラに着くまで、
「本当に日常的にこんな乗り物が
走っているのか?」
と半信半疑だったのですが・・・
その予想は見事に裏切られました(笑)
そればかりか、想像以上の台数の
ジプニーが走っていたのです!
これだけの台数が走り、
しかも決して排ガス対策がいいとは
言えない状況ですから、
マニラの空気が悪くなるはずですよね。。。
しかし、非常に興味を引く乗り物で
あることは間違いありません。
初渡航で女性の一人乗車は推薦できませんが、
男性ならチャレンジしてみては、
いかがでしょうか?
■ジプニーの乗り方
まずは行き先の確認です。
フロントガラスと車体の両脇に
どことどこを往復しているかが
書かれています。
真ん中に経由地が書かれている
場合もあります。
例えばこんな感じです
【SANTA.ANA – PACO – P.FAURA】
だいたい名前の基準は、
場所の名前か通りの名前ですね。
基本的に、通りをまっすぐに行く傾向に
あるようなので方面さえあってれば、
間違った方向には行かないかと・・・
これでは、あまりにも
適当すぎますでしょうか(汗)
一番いいのは、運転手に
目的地に近くを通るかを聞くことです。
そして、どうやって乗るかですが、
タクシーと同じように、手をあげてください。
ただし、交差点付近や渋滞で
停止していることも多いです。
その場合には、止まっている間に
乗っても大丈夫ですが、
十分に注意してくださいね。
ちなみに助手席が空いているときは
助手席に乗るのもいいですね。
■ジプニーの料金の払い方
これはですね、基本的には手渡しです。
金額は大体P8~P12くらいですね。
もしかしたら、P1~2くらい多く
徴収されている可能性もありますが
基本的には、1区間そんなもんです。
わからなければ、20ペソ札を
渡せばおつりが帰ってきますよ。
運転手が近い場合には、
行き先を告げて手渡しをします。
しかし、縦長に長いジプニーで
後ろの方に乗った場合には、
独特の支払い方法をします。
他のお客さんに手渡しリレーを
してもらうのです(笑)
タガログ語で
「バヤッド(Bayad)」
「バヤッド ポ(Bayad po)」←丁寧形
と言えば、
運転手がわの乗客が、何の疑いもなく
あなたの運賃を運転手に手渡してくれます!
ガイドブックであらかじめ
知っていたのですが、
実際にやった時には少し感動しました。
■ジプニーの降り方
これはおりたいところで
「止まって(ください)」と言います。
タガログ語で
「パーラ(Para)」
「パーラ ポ(Para po)」←丁寧形
簡単ですね!
乗り降りの際には、十分に注意してください。
廻りには、あたりかまわずバイクや
タクシーなどが走ってますし、
あなたが乗り降りの動作が終わらぬうちに
出発してしまう可能性だって、
無きにしもあらずです。
周囲は十分に確認しつつも、
素早い行動を心掛けましょう!
■ジプニーを利用するときの注意点
これはもう、フィリピン滞在中は
ずっと注意が必要ですが、「スリ」ですね!
以前も書きましたが、
私も一度スリにあったことがあります。
歩行中ですが・・・
ジプニーに乗るときには
身軽な格好でしょうから、
お金を分散したりするのもいいでしょう。
また必要以上に携帯をいじったり、
金目のものを身に付けないように
してください。
危ないです。
あとは、時間帯に気を付けることです。
深夜から早朝にかけては、
現地の人でも避けることがあるらしいので・・
私自身は、昼間利用する分には
それほど危険を感じたことはありません。
はじめ、「かなり見られるな~」と
思いましたが、考えてみれば、
我々はフィリピンに行けば外人です。
最近は日本でも都市部では
外人が多くなってきましたが、
やっぱり「外人さんだ」ってわかると
どうしても意識しちゃいますよね?
それと同じですので、
目があったら“ニヤリ”としておけば
いいでしょう!
いやらしい目は禁物ですが(笑)
以上で、一応2~3泊くらいの滞在で
現実的に使えるものとしての
移動手段のご案内は終わりです。
その他もろもろありますが、
路線であったり、乗り方であったりが
わかりずらいです。
もし、あなたが英語が堪能ならば、
初渡航でも試してみるといいでしょうが、
最初は今回お話したくらいまで、すなわち
◆タクシー
◆高架鉄道(LRT、MRT)
◆ジプニー
この3つの移動手段で十分です。
この中でタクシーは、
マニラでは交渉が必要な局面が多いです。
現に、このタクシーとの交渉が億劫で、
フィリピン訪問から足が遠ざかる人も
いると聞きます。
しかし、そこは文化の違い。
そこも楽しむくらいの
おおらかな気持ちで渡比していただくと、
また違った価値観を発見できるのでは
と思います。