シートベルト着用のサインが点灯し、

周囲が“ザワザワ”して窓の外を

のぞくような人が現れてきたら、

間もなく着陸です!

 

いま日本からの直行便は

首都マニラとセブに飛んでいます。

 

着陸時には、マニラなら

高層ビルや住宅密集地の中をぬって、

セブなら海上からすぐに、

それぞれ国際空港に着陸いたします。

 

【ステップ3:フィリピンへ向けて出国】

 

1.空港へのアクセス

2.空港での過ごし方

3.機内での過ごし方・入国書類の記入方法

4.現地空港に到着したら(←ココ)

5.現地空港からホテルまで

 

<4.現地空港に到着したら「入国審査」>

どちらの空港も手続き的なものは

変わらないのでご安心くださいね。

 

空港に着陸してもベルトサインが消えるまで、

シートベルトはそのまま着用してください。

 

飛行機が停止するや否や、

気の早いお客さんが携帯の電源を

オンにします(笑)

 

あの電源オンの独特なサウンドを耳にすると、

“あ~、フィリピンに着いたな~”

っていう気になるんですよ。

 

ちなみに、渡航の回を重ねるにつれ、

“あ~、フィリピンに帰ってきたぞ~”

という気になるのは私だけではないはず・・・

 

それはともかく、飛行機の扉が開くと、

前のほうから順番におりていきます。

 

そのまま流れに沿って歩いていけば、

入国審査です。

 

みんな一斉に、そこへ向かいますので、

着いていけばいいだけです。

 

さて、何列か列ができていると思いますが、

外国人用の列に並んでください。

 

ここで一つ注意ですが、LCCでの到着や

機内で入国カードをもらうのを忘れていたら、

こちらで受け取り、記入してから

並んでくださいね。

 

用紙は周囲を見回すと、

たいていカウンターが見つかり、

そこに備え付けてあると思います。

 

いよいよ順番が回ってきました。

最近は少し変わってきましたが、

基本的には審査官は日本の店員さんのように

あなたを満面の笑みで迎えてはくれません(笑)

 

しかし、別にあなたのことを嫌いという

わけではありませんので、

落胆せずにパスポートと入国カードを

渡してください。

 

まれに明るい審査官が、

日本語で話しかけてきますが、

いずれにしても書類に不備がなければ、

問題なく通過できます。

 

さあ、これで形式的には

フィリピンに入国したことになります。

残すは、税関の通過です。

 

その前に・・・

 

これは本当に念のためなんですが、

入国審査の時に押して貰ったはずの、

スタンプをチェックしてみましょう。

 

パスポートの「査証(VISAS)」の欄に

見つかるはずです。

 

もちろん日本側でも「出国」と書かれた

スタンプが押されてると思います。

 

まぁ、日本の場合には万が一、

不手際があっても問題はないでしょう。

 

フィリピンでも、明らかに審査官のミスで

あれば、対処はしてくれるでしょうが、

そこは異国、勉強にもなりますので、

確認だけでしておきましょうね。

 

確認の箇所は下の写真の「赤丸」が

してある部分です。

 

stamp

【パスポートの入国スタンプ(NAIA)】

 

左側の「NH」というのは航空会社名の

ANA(全日本空輸)を表してます。

本来であれば、便名(949)も必要でしょうが、

そこは手抜きですね。

 

その手抜きは、特に問題はないと思います。

 

問題になるとしたら右側です。

 

通常、海外を訪問するには

その国から査証(ビザ:VISA)と

呼ばれるものを取得するのが原則です。

 

ただ、日本人である私たちは、

かなりの国々で、短期の滞在であれば、

ビザなくして滞在することが許可されています。

 

日数は国によって違いますが、

フィリピンの場合は30日までの滞在であれば、

ビザの取得が必要ありません。

 

その無ビザでいられる期限が

きちんとあなたの滞在日数内に

なっているかを確認したいわけです。

 

もう一度先ほどの写真をご覧ください。

 

赤丸内には【NOV 13 ’13】と書かれています。

 

つまり「2013年11月13日」が、

ビザなしでいられる期限という意味です。

 

あえて突っ込めば、入国日も含みますので

10月14日から30日後は11月12日だと思いますがね。

 

ここはフィリピン、愛嬌です。

長くなる分にはいいでしょう(笑)

 

最後に、30日間ビザなしでいられる

条件だけ確認しておきます。

 

条件は二つ。

 

1)有効な往復航空券または、第三国へ

  出国する航空券を所持していること

 2)パスポートの有効期限が

  滞在日数+6ヶ月以上であること

 

一つ目の条件に関しては、

成田を出発するときの条件ですので、

フィリピンに着いた時には、

帰りの航空券を持っていればOKということです。

 

しかも、その帰りの航空券の行先は、

必ずしも日本でなくても構いません。

 

要は、フィリピン側から見れば、

30日以内にフィリピンから出国してくれれば、

問題なしと、いう趣旨なわけですね。

 

さて、これで入国スタンプの確認も

済みました。

 

残すは二つ。

 

機内預け入れ荷物の受け取りと

税関の通貨です。